Mail MAP

害獣・害虫図鑑

ハチ

関西圏では オオスズメバチ・キイロスズメバチ・コガタスズメバチ・モンスズメバチ などが問題となっています。

スズメバチの中でも最大種で強力なのが、オオスズメバチです。キイロスズメバチやミツバチの巣を襲って全滅させることもしばしばみられます。主に土中や樹木内に営巣するため発見が遅れることが多いです。

キイロスズメバチは、もっとも営巣規模の大きいスズメバチです。他のスズメバチと同様に軒先や天井裏・床下などに巣を作ります。

ニホンミツバチセイヨウミツバチ がいますが、最近はセイヨウミツバチの占める割合が多くなっています。

越冬後、春から初夏にかけて新女王が誕生する前に、旧女王が約半数の働き蜂を率いて、新しい営巣場所を探して飛び立ちます。これを 巣分かれ・分蜂(ぶんぽう)といいます。

女王蜂の寿命は4~5年ですが、働き蜂は夏場は1~2か月の命です。ミツバチの毒針はほかの蜂と異なり、先端にのこぎりの歯状のもどりがついているため、一度動物を刺すとこのもどりによって抜けない構造になっていますので、毒液が注入され続けます。

一方刺したミツバチは、尾端の一部を失うため、まもなく死んでしまいます。

お墓や天井裏などに営巣して、問題を引き起こします。

アシナガバチは、キアシナガバチ・フタモンアシナガバチ・セグロアシナガバチ など7種生息しています。

3月下旬頃から、越冬していた雌が活動を始め、4月中は花の蜜などをとって栄養を摂取します。

5月ごろより巣造りを始め、6月には働き蜂が誕生し、働き蜂の増加とともに巣が大きくなり、8月末頃には最大サイズとなります。この頃、雄が誕生して9~10月の間に越冬雌と交尾して越冬に備えます。

家の軒先などに巣をつくって問題を引き起こします。

被害例

スズメバチの毒性は強く、アナフィラキシーショック による死者も、毎年20~30人程度出ています。
特に オオスズメバチキイロスズメバチ は攻撃性が高く、毒性も強いため、大変危険です。
刺された回数が2回以上あると、前回体内にできたハチ毒の抗体が過剰反応してしまい、アナフィラキシーショックを起こす危険性が高まります。
ハチ毒によるショックは、全身に広がるじんましん、意識障害、腹痛、めまい、呼吸困難などありますが、「腫れあがって痒みが残っただけ、とりあえず良かった」で終わらせることなく、過去に刺されたことがあるか、アナフィラキシーショックに注意してください。

駆除・予防

カンキョーパーソンズでは、基本的に日中に作業を行います。
ハチの動きが鈍る夜の作業が良いと言われますが、暗い中足場を踏み外すなど、他の危険性が高いため、防具を付けて明るい昼間に作業します。
駆除の専門家が、専用の道具を持って、ハチの駆除・巣の撤去を行いますので安全です。
戻り蜂対策も入念に行います。

ページ上部へ戻る