
糞には病原菌も…巣作り前の対処がベスト
日本で一般的に生息しているのは ドバト という種です。江戸時代に渡来したとされています。
今日、我々人間の都市化の進行に適応して増加しており、住環境の破壊など、多くの被害をもたらしています。
生後6か月頃から、性的に成熟し発情して繁殖期に入ります。
1年中で春が最も旺盛な繁殖期で、秋にも発情します。
営巣場所は、岩の多い岩壁などを好む性質があり、家のベランダ、工場の鉄骨、ビルの屋上などです。
産卵は交尾後4~5日で、ほとんどの場合は2卵です。18日程度抱卵後、40日くらいでひなが巣立ちます。
寿命は長ければ10~20年生きるともいわれています。
畑の種子作物やミミズなどの昆虫等を食しますが、餌がない地域では数km離れた場所にも餌を探しに行動します。
被害例



ハトは排泄物量も多く、成分的に洗浄が困難で、長期間放置すると金属類の腐食が起こります。
一般住宅やビル、商業施設や工場など、あらゆる建物が被害にあいます。
糞には病原菌も含まれており、特にクリプトコックス病は、死に至る場合もあります。
また、巣からワクモやトリサシダニ等の人体を刺咬する害虫が発生する場合があります。
予防・駆除
ハトの対策方法はいくつかありますが、被害箇所の形状を考慮して、ベストの方法を選択する必要があります。
ネット取付
一昔前は、緑や青の目立つ太いネットでしたが、現在は、黒く細いネットを取り付けます。
目立たないため、美観も損なうことがありません。
接着式のため、建物に穴をあける等の工事の必要もありません。

プロテクター設置
ハトが留まれないように、接着式のステンレス製・剣山プロテクターを設置します。

忌避剤処理
ハトの視覚・嗅覚・触覚を刺激し、帰巣本能・留まる意欲を減退させます。

捕獲カゴ設置
各市町村の許可を得たうえで、繁殖しすぎたハトの一定数を、捕獲・駆除します。
※カラス対策は巣の撤去のみ承っております。

太陽光パネルのハト対策
最近、太陽光パネルの下にハトが営巣するケースが増えています。
放置するとハトの糞がどんどん溜まっていきます。
特に、太陽光パネルの下に雨樋があった場合、雨樋に糞が溜まって詰まると、重みで破損する場合があります。
弊社では、太陽光のパネルの隙間に溜まった糞を清掃消毒した後、周囲に侵入防止のネットを取り付けます。
ハトは帰巣本能が強いため、補助的に忌避剤を使用して予防します。

工場・倉庫・商業施設のハト対策
大規模施設に侵入するハトが多くなっています。
特に、鉄製品を扱う工場では、糞が鉄を腐食させてしまいます。
商業施設などでも、糞が商品に付着して、損害をもたらすケースがあります。
糞は、様々な病原菌をもっていますので、その周囲にいる人の衛生環境も悪化させます。
状況に応じたご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください!

